05年11月20日セッションレポート
今日もがっつり遊んできましたよ。
N◎VAに限らずTRPGのセッションは毎回楽しいものですが、今回はとくに印象深いセッションだったと思います。
一本目:「with my hand 」
RL:Be級爆弾
何度目だろうか?
あなたと見た月を思い出すのは
何度目だろうか?
あなたの手の温もりを思い出すのは
独りで超えてきた夜は
あなたと過ごした夜を彼方に追いやってしまっただから、決めた。
私は独りで死のう、と。
けれど、あなたは眠りから覚めた。
今更、あなたに会えるわけもないのにTokyo N◎VA The Detonation
「with my hand」もう、私はその手を握らない
キャスト:
- “最強-Masterpiece”シアン
- style:ヒルコ●カタナ◎チャクラ
所属:BIOS
PL:DAI
BIOSで開発された対ヒルコ用ヒルコ。
対人戦闘の実践データ採集のため、BIOSからあるフィクサーに貸し出される。任務はある人物の殺害。
戦いを忌諱する性格で、まわり*1からは“重い”キャストだと評されるが、往々にして三枚目化する*2キャストが多い僕の持ちキャストの中で、たぶん唯一“救われない”かわいそうなキャスト。そのせいかけっこう自分のなかでは可愛いキャストだったりする。すぐ泣く。けっこう押しが弱い。
アウトレイジから超強烈な一撃を繰り出す少女。
だが、対象には強力なボディーガードがついていた。
- アビサル・ディジョン
- style:カブト◎●=カブト=カブト
所属:フリーランス
PL:ながみつ
超凄腕ボディーガード。
それ以上に説明の必要なし。 *3
保険会社からの依頼である画家を護衛する。
画家の殺害命令を受けたシアンと激しい戦闘を繰り広げることになる。
セッション前はPLが死兆が見える(自分に)などと言いながら、ダメージ50中盤〜後半をコンスタントに叩き出すシアンの斬撃をことごとくガード。いや、固すぎるだろ、あんた。
かろうじてかすり傷を負ったところでタイムアップ。
- 探湯ジョウマ*4
- style:カリスマ●フェイト:アームチェア◎ニューロ
所属:フリーランス
PL:Cochba
超有名な“名探偵”。
なんていうか今回の主役。(笑)
画家の身辺捜査を依頼されての登場。
情報収集をしない*5他の2キャストに代わってアクトの軌道修正を一手に手掛けることに。
フィクサーの正体をつかみ、画家の過去を洗い、シアンとアビサルの戦闘を止めた。
今回のまとめ役。
総評: RLぶん投げアクト。(笑) キャスト達のキャスト達によるキャスト達のためのアクト。(か?) 敵ゲストとかいません。 キャスト同士で問題を解決しなければならないシナリオ。 えーと、こういうシナリオはやったモン勝ちだなw 事前に提示されたアクトトレーラーと開始直前のアクトトレーラーが別個に用意されているのは なかなか面白いアイデアだと思いました。 シアンのキャライメージは“クレイモア”だったんだけど、全然クレイモアっぽくなりませんでした。 シアンを連れてきたBIOSのクグツは“クレイモアのエージェント*6”の役割だったんだけど、 ぜんぜん弱そうでした。むしろかわいそうでした。*7 探湯は相変わらずカッコいい、というかおいしい役どころで。探湯さまバンザイ。 貴方がいなければアビサルと一生戯れているところでした。 あと、ながみつがセッション中しきりに何かを主張していて、その内容が面白かったのでセッションレポに書く、と 言ったのだけど、肝心の内容を覚えていません。*8 個人的にはとっても面白いアクトでした。 シアンの次の出演は当分先だろうなぁ。
二本目:「Othello Game」
RL:Cochba
N◎VAを騒がせた殺人事件、それは異例ともいえる早さで解決をむかえ、裁きの場は緑の平原(法廷)へとうつされた。
誰が見ても明らかなる黒の勝利(有罪の判決)、しかし無敗の打ち手のふるう虚偽により、盤面は黒から白へと塗り替えられてゆく。
トーキョーN◎VA The Detonation 「Othello Game」
ここは力も、銃弾も通用しない、言葉のみが支配する戦場・・・。
キャスト:
- "Longinus" 御剣 真
- style:カリスマ◎クロマク、イヌ●
所属:篠原司法
PL:ながみつ
篠原司法に所属する主任検事。父の遺したAIを駆使して事件にあたる。極端とも言える正義感を持つ法の守護者、と見せかけてけっこう話しのわかる検事。くせのあるキャスト、ゲストに囲まれて悪戦苦闘。事件を追って西東。
(つД`)<検事さんってタイヘンなんだなぁ
自分の良心と法の正義を信じて戦う男。
- “舞姫”ラクエル
- style:アヤカシ◎クロマク、カタナ●
所属:サロン・ドルファン
PL:Be級爆弾
血に飢えたサロン・ドルファンの狩人。
外見は少女だが、その齢は1000を越える。
“なんでもそろう店”のオーナー。よく紅茶を嗜む。
武器兼執事の大鎌(魔器の一族)「ソウル・ハーヴェスト」を振るう。
人間界にも多少の興味はあるらしい。
今回はN◎VAブックセンターからの依頼で殺人を請け負う。
が、それは罠だった。
- “ハードボイルド”ビャクヤ-100ears
- style:ミストレス、トーキー◎●=トーキー
所属:フリーランス
PL:DAI
ハードボイルドを自認するトーキー。
最近すっかりCNNの専属記者と化しているが、本来はフリーランスの情報屋。
なぜかラクエルと多少仲がいい。
御剣のことを“検事さん”
ラクエルのことを“お嬢”
と呼ぶ。
N◎VAで起きた殺人事件。
容疑者は既に逮捕。
弁護士にインタビューするところから事件が始まる。
総評: N◎VAでいままで出会った印象深いアクトを5つ挙げろと言われたら、絶対に挙げるであろうアクト。 非常に面白い。*9 血に飢えた殺し屋、情報を集めるジャーナリスト、そして法の下に戦う検事。 事件、陰謀、犠牲者、事故に見せかけた殺人。 N◎VAで“法廷もの”は誰しも一回は夢想するネタだと思っていますが、今回はそれが完璧に決まった。 法学部に在籍するRLの本領が発揮されたアクト。 それは、シナリオの端々から滲み出る“らしさ=広義なリアリティ”として結実する。 おもしろいなーおもしろいねー、と言いながらプレイした。 このRLはアクト回数が少ないくせにオリジナルシナリオがいちいち心に響くのでこんちくしょーってカンジで嫉妬。 なんか、異常に面白かった。
▼今日は総じてN◎VAっていろんなシナリオができるのだと再認識させられるセッションでした。
なんか最近つくづくN◎VAおもしれーって体験ばっかりでヤバいですよ!?あと、帰りに冗談で、いまの人生の構成要素を挙げてみたら、「仕事」「家族」「恋愛」「TRPG」と来てしまって、その場ではアハハと笑って、寒い寒い平塚駅で少し落ち込みました。大丈夫か、俺。*10